<今後のアンケート開催予定>
・中学受験終了後、入学前から次の塾に入塾する?(2月上旬開催予定)
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2月1日朝、まだまだ外は真っ暗な時間にサラリーママは起床。準備を始めようとしていると間も無く息子が起きてきた。息子が起きるには少し早い時間ではないかと思ったが、いつも通りを貫くべく、淡々と準備を進める。
受験前に心がけようと肝に命じていたことは、「(余計なことを)話さない。」こと。息子の発する言葉には丁寧に反応し、自分から語りかけることを極力なくすことに注力することを心に誓っていた。
とはいえ、いつもより固い面持ちに見えた息子の顔、思わず「寝れた?」と声をかける。
「…いつもよりは眠れなかった。」
そう答える息子。睡眠時間はいつも以上に確保をしたが、爆睡できるほど小学6年生のメンタルは強くない。当のサラリーママですら、夜中に目が覚めて眠ることができずに睡眠できた時間は3〜4時間だったように思える。
いつもよりは眠れなかった…とはいえ、全く眠れなかったわけではないのに少し動揺するサラリーママ、この動揺を息子にうつさないように精一杯平静を装った2月1日の早朝であった。
試験会場には入場開始時刻前後に到着するように家を出発。電車はスムーズに動き、入場開始時刻前に会場に到着することができたが、入場口の前はすでに長蛇の列。想定の範囲内とはいえ、中学受験の熱気を感じずにはいられなかった。入場待ちの列に並んでいると、あちこちに息子が知っている顔を見かける、それ以外にもVバッジをつけた受験生がたくさん。その日初めて会った人たちに、一方的な親近感を覚えたサラリーママであった。
そして入場の刻、息子には「行ってらっしゃい。」の一言を。
「うん。」といつもと変わらない様子で答えて息子は校舎へ向かう。
息子は途中、一度だけ立ち止まり、こちらを確認。その後は振り返ることなくまっすぐ前を見つめ、校舎へ向かっていったのであった。
(つづく)