5年生のサピックスオープンの前になりますが、
新6年生になるタイミングに入室する人が一定数見られる。
という話をしました。
では、サピックス生の全体的なレベルはどのように推移するのか?
ここからはサラリーママの推測になりますが、
辞める生徒のレベル層:下位クラス
入室する生徒のレベル層:ボリュームゾーンの中上位あたり
偏差値50台後半から60にかかるか、かからないかくらいだと思われます。
偏差値65以上の最上位層に食い込むレベルの方は、わざわざ環境を変えるリスクを背負ってサピックスへ転塾をする必要がありません。
よって、他塾の一定層が入室してきても、α中上位層に割り込んでくることはごく稀(というか、皆無)です。
(これは息子くんの時に確認済みです。)
上記の結果、サピックスの生徒レベルはどう変化するか。
ボリュームゾーンの層が厚くなり、争いが熾烈になる。
更に、「6年生頃までほとんど勉強をしていなくて、6年生になってから本腰を入れて成績が上昇しました。」
という話を聞くことがありますが、そのようなケースで筑駒・開成レベルまで偏差値が上昇することは、ごく稀です。
そもそも筑駒・開成レベルの素養があるお子さんは、6年生になる前の期間も勉強をたいしてしない状態で偏差値60以上をキープすることが可能と思います。よって、本腰を入れて成績が上がるという概念はありません。本腰を入れる前から成績が良いのです。
上記、6年生頃から本腰を入れたケースもボリュームゾーンの上の方に混ざってくるイメージです。
下位層が抜けてボリュームゾーン層が増えることにより、全体レベルの底上げにつながると推測しています。
結果としてしっかりと学習をしても現状維持がほとんどで、成績アップは至難の技となるわけです。
なかなか厳しい現実ではありますが、現状をしっかりと見極めて立ち位置を考えながら対応することが重要だと思うサラリーママでした。