11月12日に発売した、中学受験ノンフィクションの書籍です。
著者のおおたとしまささんは、麻布卒の育児・教育ジャーナリストです。
<4年生、自宅学習アプローチの基本>
4年生は、やるべきことをコツコツとこなしていくことが重要。
これ、簡単に響きますが実践するのは困難です。
4年生とは…
・やるべきことが分からない
・コツコツ努力???なんじゃそりゃ。(集中力がない)
・勉強よりも遊びが楽しい
誰かのサポートが必ず必要となります。
サポートしてもらいながら、しっかりと学習をしているのに結果がついてきていない場合は、アプローチがマッチしていない可能性があります。
改善の余地ありです。
※しっかりと学習をしていることが前提です。
アプローチがマッチしていなケースであるあるなのが…
1. テキストを全部やらせる
これはタブーです。
サピックスのテキストは毎回相当な量があります。
どの問題をやるか、優先順位を決めて取捨選択することが効率的な学習の第一歩です。
2. 子供のレベルを過信している
極端な例を挙げますと、
偏差値30台のお子さんに算数の「★★★」問題をやらせている
これをする時間を削り、その分を「基礎トレ」「★」問題の徹底攻略に費やしましょう。
また、気持ちはよ〜〜く分かりますが、お子さんのポテンシャルを過信して願望レベルで計画をたてているケースがあります。
複数回のテストの平均偏差値を基準に、冷静にお子さんのレベルを判断してください。
(二月の勝者の今川里依紗ちゃん状態ですな。)
3. 市販テキストを多用している
開成・筑駒・灘を制覇するレベルでない限り、市販テキストで補強をする必要はないと思います。
ましてや4年生の段階から、いろいろ詰め込みすぎる必要はありません。
忠実に、サピックスのテキストに取り組むことをお勧めします。
まずは上記の3点をチェックし大丈夫であれば、次のステップとして学習の中身を見ていくことになります。