2022年5月15日日曜日

自己採点は誰がするか?

お疲れ様です。

麻布・海城の2022年出題本はこちらでした。


この作品は2021年7月に出版されています。

ちょうど、入試問題を作成する夏頃に出版されたところを考えますと、2023年入試の方は2022年7月頃に出版される作品に注目しておいた方が良いかもしれません。


<自己採点は誰がするか?>

答えはありませんが、いくつかの選択肢の中で最も適した人が対応すると平和です。

我が家の例とともにパターンをあげました。


ケース1:受験生本人

問題を覚えているので、振り返りながら採点できる点では本人の身にもなり、最良の選択肢ではあります。

しかしながら、採点をしながら、思っていたよりも結果が悪いことに気づき始めると冷静でいられない人は避けた方が良いです。

負けず嫌いの息子は、自己採点をしながら大泣きをしたことが何度かありました。

これ、親として見るに耐えられません。


ケース2:親

国語の読解の採点を上手くこなせるのであれば、問題はないと思います。

ただ、ケース1と同様、採点途中に結果が悪いことに気づき始め、冷静でいられなくなる方は、(寝静まった後等の)受験生がいない時に一人で静かに採点作業をすることをお勧めします。

結果がどうであれ、時間をおくと冷静さを取り戻し子供にも良いフィードバックができます。

実際のところ、私も時間をおいてフィードバックしたときは、「うまく言えた。」と感じることが多かったです。


ケース3:兄妹

兄妹でサピックス卒業生がいれば、お願いするのも良いです。

サピックス生は授業中に幾度となく、自分とクラスメイトの採点を行います。SS特訓を経験した卒業生は、親よりも経験値が高く、採点のコツも心得ています。

ただし、兄や姉にテスト結果を知られたくない人や、結果にあれこれ口を挟んでくる兄や姉の場合は、兄妹喧嘩のリスクがありますので回避した方が良いです。

我が家も息子(兄)に娘の答案の答え合わせをお願いしたことがありましたが、途中から娘が涙…という事態が発生したことがあります。



一般的に「採点は本人がした方が良い。」と言われていますが、本人が採点をしたところで学力が上がるかというと、そうでもないです。

あくまでテスト後の間違え直しが重要なので、採点は便宜性を考慮して、最も平和な方法で行うことが重要です。


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