以前、ご紹介した本ですが、「さぴあ Booksコーナー・インデックス」でも紹介されていたので再度掲載します。
チイの花束
<成績下降は5年生以降に起こる!>
少し怖いお題です。
「いやいや、うちの子は大丈夫!!」
という方には、不快感を与えるかもしれませんので、この先を読むのは控えていただければ幸いです。
もちろん、個々によってスタイルに違いがありますので、あくまで私見として軽く頭の片隅に置いていただく、もしくは
あぁ〜、サラリーママ、また自分の世界に浸ってる。仕方ないなぁ…
くらいの感覚で捉えていただきたいと思います。
さて、本題に入ります。
成績下降の最大のトリガーは
算数の成績の悪化
です。
最も注意をすべきタイプは
算数が得意なので、全4教科の成績はトップでキープ
算数以外が苦手
いわゆる、算数頼みで全体の成績が良いタイプです。
サピックスでは5年生前半から徐々に、後半になって急激に
算数の難易度が上がります。
極端な話、5年生後半の算数の難易度の上昇に対応できる力がそれまでに備わっている場合、
成績は下降しません。
算数以外の教科の成績が安定していない、算数頼みの場合、ズルズル算数の成績が落ちていくと、
全体の成績も比例して下がります。
では、算数の成績はいつまで落ちるリスクがあるのか?
入試直前まであり得ます。
5年生の後半について行くことができたからといって安心はしないでください。
6年生になると、更に算数の難易度が上昇します。
難易度のピークは6年生の夏期講習頃です。
そして、9月以降の合格力判定サピックスオープンでは、全体のレベルが向上しているため相当ハイレベルな戦いになります。
保護者会で「4教科、満遍なく点数が取れるほうが良い。」といわれているのはよく理解できます。
算数が欠けた場合、他の教科で補うことが可能だからです。
(その場合、成績が大幅に下降することはありません。)
4年生で成績が良くてもあまり関係がありません。
5年生は正念場です。
6年生前半は、弱点補強ができる最後のチャンスです。
お子様の長所、短所を見極めて、戦略を実践されることをお勧めします。
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