以前、このように熱弁しているママ友知り合い(子供はサピックス以外の塾に通塾)に遭遇した経験があります。
「サピックスはいわゆるTHEお受験塾。毎回クラスが変わるから、負けず嫌いな子は合うと思う。」
注:毎回クラスが変わる訳ではありません
「負けず嫌い」とは…
意味:他人に負けることを嫌う勝気な性質であること。また、そのさま。まけぎらい。「負けず嫌いな(の)人」
よく「サピックス生は負けず嫌い」と世間で言われます。おそらく答えは「是」だと思います。ただし、これはサピックス生に限るのかどうかは不明です。(世間一般の小学生の殆どが負けず嫌いではないでしょうか…)
これは持論ですが、「勝ち負けにこだわるポイントが学力」であるお子さんがサピックス生には多いのだと思います。
50メートル走では絶対負けたくないけど、算数はどうても良い。というお子さんも例外なく負けず嫌いです。しかし、サピックス生の負けず嫌いとはこだわるポイントが違うと言えます。
世間的にサピックス生が「負けず嫌い」だという概念(偏見)が一人歩きする理由を考えました。
<サピックス生は負けず嫌い集団だと解釈される理由>
・他の塾と比べてクラス数が多く、また、クラス替えも頻繁に行われるため
・中学受験において、圧倒的な存在感(実績)を誇るため
・厳しい受験戦争の中、生徒達が切磋琢磨するため→これは、他塾も同じ
以前より疑問を感じていたのですが、うちの息子、授業で全勝すること…残念ながら殆どありません。クラス内授業点合計トップの時はありますが、「合計トップ≠全教科トップ」なので、何かしら勝てていない部分が含まれるわけです。
息子の中では「勝ち=授業順位3位程度」「負け=ビリから3番程度」という感覚ですが、
算数:気まぐれでごく稀に「勝ち」、「負け」の方が目立つ
国語:同上、算数よりは少し「勝ち」の頻度は高いか?
理科:「負け」は殆んどないが、「勝ち」が多いわけでもない
社会:95%「勝ち」→唯一、上機嫌になる要素
勿論、クラスにより差異はありますが、大体↑このような感じなので、息子が単なる負けず嫌いだけの性格であればストレスが溜まって続かないかと。
それでも2年半以上サピックス生でいるということは、「負けず嫌い」だけが理由ではないのでしょう。
保護者目線では、負けることから学んでいる部分の方が多い気がしています。
結論:サピックス生は「お勉強に関して負けず嫌い」だけど、それは一つの要素に過ぎない。